ナマズロッドのバットジョイント化
2019年9月のブログで、最新のグリップ仕様と異なります。
ナマズロッドのバットジョイント化
ロッドをフェルール化して、バットジョイントロッドに
ヒトトキワークスのグリップジョイントシステムを使用して、通常のブランクスルーロッドを簡単にバットジョイント化する方法を紹介していきます。
約30分の超簡単な作業内容です。
まずはビフォーアフターの画像。
▼ビフォー
▼アフター
手順1 フロントグリップを剥がしてブランクをカット
それでは、バットジョイント化する作業方法を説明していきます。
今回、バットジョイント化するロッドはナマズロッドの【マッディー】。
グリップもかなり劣化しており、リールシートも使い込んだ感じの中古ロッドを3,000円で仕入れてきました(#^^#)
グラス素材の2ピースロッドのため汎用性が高く、ナマズだけでなくボートシーバスやバス、サツキマスとなんでも使えそうです!!
フロントグリップすぐ上のワインディングチェックの位置に、フェルール取付けを試みるためフロントグリップをプライヤーで剥がしていきます。
剥がしてみると、爪の付いた形状のワインディングチェックでした!!
この形状だと、ワインディングチェックの爪がフェルールに干渉し、隙間が生じてしまうため、作戦変更です。
ワインディングチェックよりすぐ上のスレッド部分でカットすることに。
このロッドのカラーに合うピッタリサイズのワインディングチェックがガラクタボックスにあったため、通しておきます。
フェルールの取り付け
ワインディングチェックを通したら、フェルール取付け作業です。
今回のロッドはグラス素材という事もあり、太めの設計のためカーボンシャフトフェルールのシャフト外径7ミリのものを使用します。
カーボンシャフト外径7ミリのものを使用しますが、ブランクスがかなり太い設計のため、隙間が生じています・・・
隙間を埋めるために、スペーサーテープを巻いて、隙間を無くしていきます。
↓こんな感じです。
●ワンポイントアドバイス
1. 接着の際、ブランクの内側を棒やすりで傷つけてください。
この作業を行うことで、接着強度が大幅に増し接着不良が起こらなくなります。
2. カーボンシャフトの強度を増すために、カーボンソリッドを埋め込むことで、負荷のかかる釣りにも心配なく使用できます。
ピッタリ合うように調整したら、2液性エポキシボンドで接着します。
余ったボンドで、ついでにワインディングチェックもピッタリと接着させます。
乾燥したら完成です!!
脱着式グリップに取り付け
グリップの長さが変えられる脱着式カーボンパイプを埋め込んだハンドルに組んでみることに。
元々のグリップと長さが合うように、エンドグリップの長さを合わせてみました。
エンドグリップのワインディングチェックが取り付け前ですが完成画像です。
可変式スピニングハンドルの製作方法は下記のブログで紹介しています。
あわせてお読みください。
今回使用したフェルールについて
今回はブランクス外径が7ミリ以上の太いロッドを使用してフェルール化を行ったため、ブランクスの内側に差し込んで使用するカーボンシャフトフェルールを使用しました。
外径7ミリ以下の細いブランクスには、ブランクスがフェルール内部に入り込む【アルミインナーフェルールを】使用してください。
フェルール化だけなら30分ほどで完成する超簡単なカスタム方法です。
簡単な作業で、フェルール仕様にカスタムできちゃいます。
ロッドが差し替えられるグリップジョイントシステム
グリップのフロントグリップにはヒトトキワークスのグリップジョイントシステムを使用しています。
グリップジョイントシステムにより、ワンタッチでロッドが差し替え可能になります。
是非、差し替え可能なロッドカスタムにチャレンジしてみてください!