良いことをすると浪漫が待っている
鱒の救出作戦を終え、マサさんと釣りへ。
▼鱒の救出作戦の様子はこちら▼
この日は6フィートクラスロッドのROMANを持って、3人で浪漫フィッシュを求めての釣行。
まずは、北海道にしか生息しないイトウ狙い。
北海道ならではの釣りに胸を躍らせながら、現場に到着すると・・・。
昨晩に降っていた雨の影響は全くなく、渇水&クリア状態と、ここ最近の激渋ホームエリアと同じ状況・・・。
鯉のように悠々と泳ぐイトウを確認することができたが、ルアーには全くの無反応。
目にするだけ嬉しかったが、夜の慰労会もあるため、釣行時間は限られる・・・。
早々にイトウは諦め、レインボー狙いへ。
直前までマサさんのお知り合いの方が入られていたとのことで、川の悪状況に加えプレッシャーも高いのか、こちらも無反応・・・。
タイムリミットは15時。
残り10分まで3人坊主で、心折れていましたが、最後にあのポイントだけやってみようと、大場所を諦め大場所下のちょっとした絞りのある流れへ。
上流側から流れの芯にIGNAを落とし、シェイクさせながらターンさせ、手前のゆるい流れでスライドを加えながら引いてくると巨大な魚体が猛烈チェイス!!
この子は食わせられるかもしれない。
少し深呼吸をして、もう一度同じコースを通すと・・・
流心脇でスライドするIGNAに流心からあの魚がバイトする光景が!!
『下の瀬を下られるとマズイな・・・』
そう思いながら、強烈なファイトもROMANの余裕あるパワーで主導権を渡さずに楽しみます。
ここで、重大な事に気づく。
『あ、ネット遠くに置きっぱなしだ笑』
釣れないとほぼ諦めていたので、重たいリュックを河原に置いて下流のポイントにきてしまっていたのだ。
『ネットーーーーーーーー』
近くにいたテンカラ釣り師さんが、『救います?』
と親切に声を掛けてくれましたが、見てみると可愛らしいネット。
『大丈夫です、ありがとうございます^_^;』と伝え、下流に下りながら無理なく耐える。
その間にマサさん猛ダッシュ!!
マサさん待ちで、手前に寄せては走られを繰り返し、無事にランディング。
上がってきたのは、とんでもないモンスターレインボーでした。
ダウンのつりでは、水流の抵抗を受けやすく横スライドをしながらスローに誘えるIGNAだからこそ演出できるアクション。
北海道のトラウトにも抜群の威力でした。
この立派なテール。
きつめのドラグセッティングでも、そりゃー出せれまくるわけだ。
厳しい状況の中でしたが、浪漫フィッシュに出会わせてくれ、ランディングまでと何から何までマサさん頼り。
昨年WICKMANで太刀打ちできなかった悔しい想いもあったからこそ、その想いをROMANに乗せて最高のロッドに仕上げることができました。
ROMANだったからこそ捕れた一匹でもあります。
メモリアルな思い出になる一日をありがとうございました。