小学生の工作で鱒レンジャーCT40をフェルール化カスタム
こんばんは!
ヒトトキワークスの上村(カミムラ)です。
よくウエムラさんと呼ばれます。
ウエムラさんと呼ばれすぎて指摘するのは中学生で諦めました・・・。
前回は鱒レンジャーCT50のフェルール化にカスタム
さて、前回問い合わせが多かった「女子でも出来る☆鱒レンジャーのフェルール化」を紹介したところ反響が多く、フェルールも爆発的に売れてます。
ありがとうございます<(_ _)>
一番驚いたのが、鱒レンジャーのフェルール化に既にカスタムしている方が多いことにビックリ。
そんなに皆さんやってるの?ってぐらいに多くて新鮮でした!
このブログでは、5フィートタイプのCT50を使用してフェルール化にチャレンジしましたが、4フィートモデルのCT40でのカスタム方法も紹介してほしいといった声も多く、早速ネットで注文。
商品同じぐらいの送料を払わないといけないことに、少し違和感を覚えながら無事に到着しました。
「鱒レンジャーCT40!!!!」
鱒レンジャーCT40のロッドアクション
CT50は、グラスソリッドらしくバットまでヘニャヘニャでルアーアクションはさせずらい事間違いなし!
な感じでしたがCT40は短い分バットに張りが感じられ、少しは使えるかも!と思えるロッドアクションです。
それでもグラスソリッドらしくトゥィッチでバットまで曲がりすぎる印象はありますが・・・。
でも魚を掛けたら一番楽しめるロッドだと思います。掛けてから真価を発揮するロッドですね!
鱒レンジャーCT40のフェルール化にいざ!
前回は女子でも出来る☆ということでヒトトキワークスの広報担当にカスタムを行ってもらいました。
現在新型コロナで小学校は休み。大嫌いな勉強はほとんどせずダラダラとしている娘に「工作やる?」と聞いたところ・・・
即答で「やりたい!」
我が娘は段ボールや布、糸などを使ってやたらとオモチャを作るのが趣味で、工作がとにかく大好き!
今度は我が血を継ぐ工作大好きな小学生の娘にやってもらいます。笑
良い顔が決まりました(‘◇’)ゞ
それではコロナ休みの親子自由研究の開始です。
手順1 フロントグリップを外して、カットする位置を決めよう
まずはフロントグリップを緩めて外していきます。
今回も飾り巻きを少し残してフェルールを取り付けていきたいと思います。
残したい飾り巻き分を残し、そこからフェルールの差し込み長さ35ミリの位置にマスキングテープで印をつけます。
手順2 ブランクスをカットしよう
印の位置で鉄鋼用のノコギリでカット!
非力な小学生の女子は「手が痛ーい!」と大変そうでしたが、勉強以外はスパルタ教育なので一切手助けしません(/ω\)
10分ほど掛けて何とかカットできました。
手順3 補強材を剥がす
前回フェルール化したCT50はカーボンの補強材でしたが、CT40はグラスの補強材パイプが接着されていました。
CT40の方が細身で柔らかいためバランスを考えてグラス素材にしているのでしょうね。
CT50の際と同様にカッターで削ぎ落とします!
※この作業は力のいる作業で危険を伴うので手袋必須です。
広報担当には申し訳ないが、工作センスがありすぎて娘の作業がメチャクチャ早い(>_<)
しかも、いつも自分が作業しているのを良く観察しているため、「次はこうやって作業するんでしょ?」と言ってどんどん進めてしまいます。
この真剣な表情!
コロナ休みで初めて見る表情です。笑
綺麗にブランクスが露出しました。
手順4 スレッド(糸)を剥がす
フェルール差し込み長さ35mm分のブランクスを露出させるために、余分なスレッドを剥がしていきます。
剥がし終える位置にマスキングテープを張っておくと便利です!
カッターの先端で糸の端をほじくり出していきます。
糸の端をほじくり出したら、手で引っ張ってマスキングテープの位置まで剥がしていきます。
糸が剥がし終えたら、剥がした表面をカッターの刃をブランクスに対し垂直に当てて擦り、大体で結構ですが綺麗にしてください。
手順5 フェルールとブランクスの隙間を埋める
5.6mm内径のフェルールを仮組すると、隙間があることが画像から分かるかと思います。
スッカスカのガタガタ状態です(>_<)
ブランクス外径はちょうど5mm程度でした。
相当細いですね^_^;
CT50はちょうど7.2mm内径のフェルールにピッタリ合いましたが、今回のCT40はかなりの細身なので調整が必要です。
この隙間を無くしてから接着しないと中心がでなくなります。
そのため、スペーサーテープを緩すぎずきつ過ぎずの状態になるようブランクスに巻いていきます。
手順6 2液性エポキシボンドでチャンピオンフェルールを接着する
隙間がなくなったらいよいよ接着作業です!
2液性エポキシボンドを2センチほど出します。
今回は5分後に硬化が始まる5分型のボンドを使用します。
しっかりと1分ほど混ぜ合わせます。
この作業を怠ると効果不良を起こすので、しっかりと行ってください。
フェルールの中にもしっかりと接着剤を塗り、ブランクスにも接着剤を塗っていきます。
ゆっくりと回しながらフェルールを差し込みます。
中に入った空気の力で引き戻されますが、力を入れてグリグリとブランクスとフェルールの間に隙間をあけるよう動かすと空気が抜けやすいです。
はみ出た接着剤をティッシュで綺麗に拭きとり、硬化するまで空気の力で引き戻されないよう見張ります(@_@)
混ぜ合わせた接着剤を触って硬化したのが確認出来たら一安心です!
ヒトトキワークスのグリップが取り付け可能になり、安っぽいグリップから一気にカッコいいグリップになりました。
グリップの製作方法は下記のブログをご覧ください!!
娘も自分でカスタムしたロッドが出来上がり相当喜んでいました。
今まで「釣りに行きたい」といったことがない娘も、「自分で工作したロッドで釣りに行きたい!!!!」と懇願されました!笑
親子でカスタムするのにぴったりな工作ですよ!
子供と協力してカスタムしたロッドで釣りに行けば、より楽しいヒトトキが送れるはずです!