- ホーム
- 横スライドアクションIGNA(イグナ)50S
横スライドアクションIGNA(イグナ)50S
横スライドアクションIGNA(イグナ)50S
スレきった魚にスイッチを入れる”横の動き”
私たちのルアー開発プロジェクトは、乗り越えないといけない【あるミッション】がありました。
それはハイプレッシャーの状況下、スレきった渓流魚のスイッチをいかに入れ、口を使わせることができるのか。
この答えは、過去の経験にありました。
メバル用の横っ飛びルアーがヒントに
7年ほど前、とある渓流の淵で渓流魚が沢山居るポイントでの出来事。
渓流用のルアーを散々投げ倒しても反応しない・・・。
そこで、バッグに潜めていた8の字に飛び続けるメバル用を遊び半分で投げてみると驚きの光景が待っていました。
大量の渓流魚が狂ったかのようにルアーに飛び掛かってくる。
ただ、メバル用ルアーだと食わせの間がなく、食わせきれない。
しかも、流れのある場所では飛び出してしまうから使いづらい。
このアクションを出しつつ【食わせの間】【流れの中でも浮き上がらない】ルアーがあったらいいのに・・・。
7年前の出来事がヒントとなり、『横スライドアクション』を生み出すことで、渓流魚はもっと反応するのではないかと一つの仮説が生まれました。
一般的な平打ちルアーでも不意に横に向く瞬間にスイッチが入る
過去の経験から、直線的に平を打つだけの一般的なルアーでも
①水流の向きを意識した立ち位置
②ラインスラッグを僅かに出しながらのトゥイッチ
③ルアーを持ち上げるような縦ジャーク
これらのことを意識すると、稀にルアーが横を向くことがある。
この横の動きを意識するだけでも釣果が大幅に向上した。
人為的に横の動きを出せないものか
この時点で自分の中の仮説は確信へと変わった。
横の動きをもっと人為的に生み出すルアーが作れないものか・・。
ここから途方に暮れるほどの試作を繰り返し、理想のアクションを具現化する作業を1年半費やしました。
↑初代プロトモデル
ひたすら現場で投げては、調整を繰り返す。
良くなっては悪くなっての繰り返し。
時には、具現化するのは不可能なのではないかと不安に押し潰されそうになりながら、2代目、3代目と形状からの作り直しを繰り返しました。
5代目プロトモデルでようやく理想のアクションに近づく
形状の変更やアイ位置、リップ角度の調整を繰り返しても、どうしても横のアクションが出せない・・・。
自重バランスが横のアクションの邪魔をしているのではないかと仮説を立て、ウェイトルームを2部屋から1部屋構造に変更。
4代目にて大分近づいてきたが、まだ満足いかず重心位置を前方へと移動し、5代目を試作。
これが上手くハマり5代目にしてようやく理想のアクションが誕生。
釣果は結果として現れる
ハイプレッシャーの本州だけでなく北海道での遠征でも、私たちの釣果を支えてくれる存在となった。
細かなトゥイッチでは、水中ドッグウォークのようにテーブルターンを繰り返す。
強弱を入れたトゥイッチでは、横スライドとターンを混ぜた誘いが可能。
立ち位置とは流れが逆に向いた時に、ラインスラッグを僅かに出しながら弾くようにルアーを持ち上げる縦ジャークでは、同じ位置でひたすら横に飛び続けることも可能。
様々なアクションを生み出す理想のルアーがようやく。
削り出しからインジェクションへ
比較的安価に作りやすい削り出し製法によってプロトルアーを製作していました。
横スライドアクションを生み出す【黄金比】を見つけ出し、ようやく金型成型のインジェクションモデルを試作。
アイ位置の調整を行っただけの微修正で完成。
2回目の北海道釣行や東北釣行でも、メモリアルとなる渓流魚に会わせて頂きました。
決して私たちは凄腕アングラーではありません。
カラーは7色をラインナップ
こだわり抜いたカラーリングを施し、どんなシチュエーションにも対応できるラインナップを用意しました。
売上の一部は釣り場保護活動に
私たちは、より釣りが楽しく、そして後世まで素敵な釣りを残したいと考えます。
そこで、釣り場保護活動&コミュニティ作りができる空間【みんなと未来図】を立ち上げました。
K6Artsブランド製品の売り上げの一部は、みんなと未来図の活動資金に充てられます。
より素敵なヒトトキを
無謀とも思えたミッションを乗り越え、形になったヒトトキワークス初のルアー『イグナ』が誕生しました。
新たなトラウトフィッシングの世界を、私たちと一緒に切り開いていきましょう。