渓流ルアーロッドに適したガングリップ
今までガングリップというものにどうしても関心が向かなかった。
それはなぜなのか?
いくつか書き出すと、以下の3つが自分の中で引っ掛かっていました。
・よくあるエンド部分を大きくしたデザインのガングリップではなく、品のあるデザインのものがない
・全長が長すぎるものしかない
・見た目重視で機能性に優れない
渓流ルアーフィッシングに適したガングリップを作りたい!!
自分の中で引っ掛かっている3つのマイナス要素をクリアした、機能性と品のあるデザインを追求したガングリップの構想を頭の中で練りに練ってイメージを作りました。
バルサの角材を購入し、ハンドシェイプで頭の中に思い描いたものを形にしていきました。
製作の様子は過去のブログで。
渓流ルアー用ガングリップのサンプル品が完成
ハンドシェイプしたバルサのサンプル品をもとに工場に依頼し、写真上のウォルナットと写真下のバーズアイメープルのサンプルが完成しました。
仕上げのサンディングとコーティングもしていない状態のため完成品と見た目は異なりますが、良いウッド材で作ると一段とカッコ良い。
早速ブラックウッドのリールシートにサンプルグリップを組み立て。
ロゴプレートの深さが浅すぎたため、ハンド修正して接着。
さらに内径も少し小さかったため、ここも修正依頼ポイントです。
全長は、90mmとワンハンドキャストでキャストし、フリップキャストでも邪魔にならない黄金比率の長さに設定。
手の握りに合わせたとにかくホールドしやすい設計。
エンド部分は一般的なボール形状ではなくフラット形状により、品のあるデザインとなっています。
また、フラット形状によりキャストやトゥイッチの際に小指球にがっちりと幅広い面積で接触することで、強くグリップを握る必要もなく安定してロッド操作が可能になります。
とにかく機能性重視で設計したモデルとなっていますが、結果的にデザイン性にも優れた形状となりました。
微修正程度の修正で済みそうなため、すぐに製品化レベルまで持っていけれそうです。
これ以上ないほどの満足いく製品が完成しそうです。
次回、実釣テストを行っていきます!!