渓流のルアーは同じものばかりでワクワクしない
こんにちは!ヒトトキワークスのカミムラです。
突然ですが・・・
渓流用のルアーって同じものばかりで違いはあまりないと感じてませんか?
自分のルアーづくりの根幹にあるものが、実はこれなんです!
様々なルアーフィッシングを経験してきた自分にとって、何でトラウトの世界だけ平打ち系のシンキングミノーばっかりなのか?
他にも釣れるアクションがあるんではないか??
【もっと釣れる!】を追い求めつつも、【こんな面白いルアーで釣りたい】をさらに追い求めているのがヒトトキワークスのルアーです。
そんな釣りに出会ったのは、17年ぐらい前。
ブラックバスのビッグベイト全盛期。
はじめは『こんなもので釣れないでしょ』と鼻で笑っていたが、その釣りをやり込んでみると今まで出会えなかった大きな魚が、何匹も追いかけてくる光景に衝撃が走りました。
きっとその時味わったワクワク感を忘れられず、トラウトの世界でも追い求めてしまうのだと思います笑
世にある同じようなルアーを作っても、自分がそれらを作る意味がないので。
貧乏でもいいから浪漫を追い求める典型的な人間なのです・・・。
ジョイントルアーの可能性
そんな過去の経験から、ジョイントルアーの可能性を人一倍強く感じており・・・
実は、IGNA50Sと同時進行で、2年前から開発を進めてました!
『なんでまだ発売されていないのか?』
そう思いましたよね・・・。
写真から分かるように、理想のアクションを出すのに、とんでもない試作とテストを繰り返してました。
上の写真にはないですが、6回目の試作でようやくアクションが生まれました!!
ただ、ちょっとだけ浮き上がりやすさが気になり・・・
適正なウェイトを見つけるために、1か月間ウェイトシールを貼っては剥がしてを繰り返す。
苦労の末にアクションにも影響されず、最適な黄金比率を見つけだしました。
納得のいっていない試作段階でも今までにない釣果に繋がり、アクションが満足いくようになってからは、何度助けられたことか・・・。
この開発テストで、【ジョイントルアー】の可能性が、確信に変わったのを覚えています。
渓流でのジョイントルアーの釣果は異次元
ジョイントルアーの使い方は簡単。
①流れに乗せて糸ふけを取るだけで、フラフラとほぼ小魚のように泳ぐ。
②細かくアクションを入れると、クネクネとミノーには出せない、移動距離を抑えて誘うことが可能。
③強めのアクションでは、スイーと大きく横にスライド。
④反転流やダウンの釣りでは、ラインを張るだけで止めたままフラフラと誘える。
主にこの4つのアクションを駆使すると、物凄い釣果に結び付きました。
いつもこのルアーを使うと、小学生の息子がルアーを見て『なんか魚が泳いでる!』と見間違います笑
ただ使いすぎると、周りのスタッフから『ずるい』やら『IGNA売る気あるの?』やら、なんやかんや言われてしまうので、最近では必要なテストレベルに抑えるようにしてます・・・。
動きが独特な上に、そんなルアーに襲い掛かってくるのがもう病みつきで・・・。
でもまだ先があるんです。
2年も掛けて生み出したルアーも、そう順調には行かず・・・
ジョイント部分の構造を量産できるように変更したら、強度低下を起こしてしまい・・・
もう少しだけ時間が掛かりそうです・・・。
まぁいつもあることなので、焦らず良いものを創り上げます!