RUNTMANの血を受継いだ2ピーストラウトロッド



2019年に発売し、瞬く間にヒトトキワークスの代表作となった大好評の渓流ルアー用低弾性ショートロッド



【RUNTMAN】



低弾性カーボン+ミディアムテーパー設計によって、グラス素材のキャスト性能と操作性・軽量化を実現


そのRUNTMANのDNAを受け継ぎ、川幅やターゲットが大きく異なる状況でさらに活躍する2ピースの渓流用トラウトロッド【WICKMAN】が2021年発売決定。


235mmグリップを装着すると4フィート7インチ。





※グリップは別売りとなったフェルールロッドです。



 

ガイドの最適化

 

 

ガイドはヒトトキワークス的ガイドセッティング理論によるセッティング。


手元となる支点から近く、ロッドが曲がりにくいバットガイド2個はガイドの重量増によるデメリットが出にくいためチタンガイドは不要と考え、あえてステンレスガイドを採用しコストカットに成功。


画像はベイトタイプとなりますが、スピニングタイプも同様にバットガイド2個はステンレス仕様となっています。






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開発ストーリー



コンセプトは3’9”のRUNTMANのようにキャスト性能に特化し、さらに中流域の大型トラウトまで対応できるロッド。

 

RUNTMANでも十分なパワー、そして飛距離を持ち合わせているので、RUNTMANのアクションそのままにレングスアップと若干のパワーアップをさせたい。



当初はセンターカットではなく、1&ハーフの設計で3フィート9インチのRUNTMANよりも全長が長くなる分、ある程度バットパワーを強くすることでRUNTMAN同様のキャスト性能と操作性を維持し、大型トラウトへの対応力を向上しようと開発を進めていました。




そんな構想の中で非常に面白い初号機のサンプルですが、実釣でテストを重ねていると2点ほど気になる部分が出てきました。

 

気になる点1 張りが微妙に強い?

 

感覚的なもので数値化が難しいのですが、イメージでいうとRUNTMANよりもベリーからバットが10%ほど張りが強くなった感じです。

 

この微妙な張りが、「一般的に販売されている普通の渓流ロッド」感に大きく近づいてしまった感じがしてしまい、ヒトトキワークスが考える理想的な渓流用トラウトロッドの方向性から少し反れてしまう・・・。

 

この10%強くなった張り感をもう少し抑えても、十分な操作性を確保できると感じ5%ほど張りを抑えるように仕様を変更しました。

 

気になる点2 ロッドの仕舞寸法

 

ティップからベリーまでは、手首のスナップだけで非常にしなやかに曲がることでキャストアキュラシーを向上させる。

 

RUNTMANよりもさらに張りがあっても長いレングスの恩恵もあり、キャストの際は驚くほど簡単に曲げ切ることができるが、ルアー操作時はシャキッとしていて操作性にも優れる。

 

低弾性カーボン+ミディアムアクションの融合によって初めてキャスト性能、操作性に優れる理想的なのロッドが実現されます。

 

ヒトトキワークスのロッドは特にティップからベリーのアクションが繊細でかつ重要になっています。

 

2ピースとなる繋ぎ目部分をバットに持ってくることで少しでもナチュラルなアクションを生み出したいと考え、初号機は1&ハーフの設計にしましたが・・・。

 

仕舞寸法が1m弱と長すぎる。

 

1ピースモデルのRUNTMANとも差別化させるためにも、センターカット2ピースに仕様変更を決意!


 

 

センターカット2ピースでも非常に綺麗なベントカーブで、2ピース特有のダルさも感じない素晴らしいブランクスになってました。

 

仕舞寸法も63センチとかなりコンパクトに。

 

持ち運びしやすい長さでコンパクトさが、何故だか愛着を湧かせてくれました。(笑)



 



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WICKMANとRUNTMANの使い分け

 

2020年に発売し大好評をいただきました3フィート9インチのRUNTMAN。

 

その実績をもとにRUNTMANをロングレングス可。


そして、持ち運びのコンパクトさを加えた4フィート7インチのWICKMAN。

 

 
  RUNTMAN WICKMAN
レングス 3’9”(235mmグリップ取付時) 4’7”(235mmグリップ取付時)
適合ルアー 1〜7g 1〜10g


上記のように、WICKMANはRUNTMANに比べ5%ほどのバットパワーを上げており、レングスの長さ分ルアーウェイトの対応範囲も広くなっています。


 

●3フィート9インチのRUNTMAN


RUNTMANは、ショートレングスの恩恵で木々や岩に囲まれた渓相でこそ真価を発揮。


 

行動範囲が限られた状況下でもロッドを振り回すようにキャストが可能。

 

細身肉厚設計によって生み出されるミディアムテーパーアクションと低弾性カーボンの融合によって、軽量ルアーも鞭のようにしなってピンスポットへの打ち込みが可能。


 

●4フィート7インチのWICKMAN



一方WICKMANは、オープンな渓相でロングキャストが必要となるシチュエーションで、4’7”レングスとRUNTMAN同様に鞭のようにしなるアクションで力まずにロングキャストが可能。




 

手前の強い流れや岩を避けて、奥のスポットを攻めたい場合に、4フィート7インチのレングスによるロッドワークで障害物を避けてルアーをコントロールしたトレースがしやすい。

 

また、魚を掛けた際にも障害物を避けたやり取りがしやすいのも特徴のひとつ。






基本的に、ロッドパワーに大差はないため狙うターゲットの大きさによってロッド選択するという考えよりも、釣行するエリアの状況でRUNTMANとWICKMANを使い分けていただければと思います。


ベイトタイプだけでなくスピニングタイプもラインナップ。

WICKMANでモンスタートラウトを釣った動画です!

WICKMANの粘りとパワーを動画で見ることができます↓



 


 





 


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